Home » 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ » 今週の言葉(『日経ビジネス』の有訓無訓から) » 今週の言葉(69) 現場の話を聞く それに基づいて「全体」と 「個」の調和を考える  藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

今週の言葉(69) 現場の話を聞く それに基づいて「全体」と 「個」の調和を考える  藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ



 

現場の話を聞く
それに基づいて「全体」と
「個」の調和を考える

岡村 正(おかむら・ただし)氏
[東芝相談役]

 


 物事を判断する時には、まず「全体」と「個」の

 調和を図り、効果を最大化することを心がけて

 きました。現場の声を聞いて全体像を把握し、

 目標もしくは戦略を決める。そして、その戦略

 に沿うよう、それぞれの「個」の施策について

 考える。

 エピソードを2つ紹介しましょう。

 1987年に情報処理・制御システム事業本部

 の業務部長に就任しました。この本部は、コン

 ピューターと重電機器、計測機器の製品と技術

 を組み合わせ、お客様にトータルソリューション

 を提供できるようにするために立ち上げた新組織

 でした。

 それまで別々だった3つの部門が個別に提案

 していたのをまとめて、一体化した営業の仕組み

 を作るのが業務部長の役目です。

 重電チームは一つひとつ物事を固めながら進める

 のに対し、コンピューターの部隊はスピードを重視

 します。

 私はお客様にとって最高の提案期日までに行うこと

 を全体の目標とした上で、それぞれの部門の強みを

 どのように融合し、シナジーを発揮するか、いつまで

 に何の結論を得なければならないか、個々の施策を

 考えました。

 もう1つのエピソードは2000年に社長に就任して

 からのことです。IT(情報技術)バブルがはじけたのを

 受けて東芝の業績は急速に悪化。グループ従業員の

 1割の人員を削減するとともに、資産の大規模な売却

 を行いました。

 東芝という全体を生き残らせるためには、過剰人員、

 過剰設備、過剰負債という個々の課題を解決する

 必要があると断腸の思いで決断しました。

 振り返れば、「全体」と「個」の調和を考えるという

 姿勢は、大学時代にラグビー部で活動する中で身に

 付けたものです。

             
               (2014.12.15号から)

 

 

東芝相談役 岡村 正 氏
東芝相談役 岡村 正 氏
「日経ビジネス」 2014.12.15 号 P.001

 

キーワードは、「全体」と「個」です。

 

「全体最適と部分最適」や「木を見て森を見ず」
「森を見て木を見ず」という言葉があります。

岡村さんは、全体と、部分≒個をどう調和させるか、
というテーマで語っています。

各部署の文化は「部分最適」されています。
いくつかの部署が一つにまとまって顧客に提案
する場合、各部署の文化を主張しあっていては
「全体最適」は望めません。

いついかなる時も、「顧客第一主義」は貫かね
ばなりません。

妥協しなければならない点が、必ず出てきます。
ですが、すべての関係部署の要望を取り入れた
顧客への提案は失敗します。
ただ詰め込んだだけだからです。
顧客の希望にそぐわないところが含まれます。

例えば、ほとんど使用しない機能やサービスが
加えられているために、価格が高くなり、予算を
オーバーしたり、使い勝手が悪かったりするの
です。

また、せっかくの強みが相殺され、特徴のない
平均的な製品やサービスになってしまう可能性
が大きくなります。中途半端な提案になってしま
うのです。

無難なものではなく、「尖った」ところや「突き抜け
た」ところがなければ、特徴が出てきません。

ただし、個々(部分)の実力レベルが、突出して
いなければならないのも事実です。

そこに、「全体」と「個」の調和を考える重要性が
あります。

 

 

 

きっとお好みのドメインが見つかるはず!
ロリポップレンタルサーバーを利用しています。

 

ムームードメインで独自ドメインを取得しました。

 

Copyright (C), 2013-2015 藤巻隆のアーカイブ All Rights Reserved.

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー