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『ネクスト・ソサエティ』 P・F・ドラッカー (02) 言葉の迷宮(142)  藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ



 

 『ネクスト・ソサエティ』 (02)

 

ドラッカーについては、改めて詳しくご説明する必要
がないくらい有名な人物ですので、概略に止めます。

 


 ビジネス界にもっとも影響力をもつ思想家

 として知られる。

 「分権化」「目標管理」「経営戦略」「顧客第一」

 「知識労働者」「ベンチマーキング」「コア・コン

 ピタンス」などのマネジメント理念を生み出し、

 発展させてきた。

 クレアモント大学院大学教授。

 1909年11月19日生まれ。

 2005年11月11日死没


 

 (「著者紹介」から)

 


 知識労働者の特質は、自らを労働者では

 なく専門家と見なすことにある。医療テクノ

 ロジストは、時間の多くを患者ベッドの整理、

 電話の応対、書類の整理など、さほど熟練

 を必要としない仕事に使う。だが、彼ら自身

 及び社会による彼らの位置づけは、学校

 教育で得た知識によって行われる。その

 部分が彼らを知識労働者として位置づける。

 したがって、知識労働者には二つのものが

 不可欠である。その一つが、知識労働者

 としての知識を身につけるための学校教育

 である。もう一つが、その知識労働者として
 
 の知識を最新に保つための継続教育である。
         
                    (P.24)

         (004-1-0-000-430)


 

 


 知識は急速に陳腐化する。そのため定期的に

 教室に戻ることが不可欠である。知識労働者

 のための継続教育がネクスト・ソサエティに

 おける成長産業となる。ただし、それが行なわ

 れる場所は学校とは限らない。週末のセミナー

 への参加であったり、自宅でのeラーニングで

 あったりする。IT革命の影響も、学校そのもの

 に対するよりも、この継続教育に対してのほうが

 大きい。
 
                    (P.25) 

          (005-1-0-000-431)


 

 


 知識社会は、上方への移動に制限がない

 という初めての社会である。知識は、相続も

 遺贈もできないところが他の生産手段と

 異なる。あらゆる者が自力で獲得しなければ

 ならない。誰もが無知の状態からスタートする。

 知識は、教えることができなければならない。

 すなわち、公共のものである。誰でもアクセス

 できる、あるいはただちにアクセスできるよう

 になる。この事実が知識社会に高度の流動性

 をもたらす。今日では、誰でも学校で知識を

 身につけられる。徒弟として親方に仕える必要

 はない。 

                   (PP.26-27)

          (006-1-0-000-432)


 

 


知識でも情報でもそうですが、上司が一人で
抱え込んで、教えてもらえないという経験を
したことはありませんか?

情報なり知識があることが、部下より上位にいる
理由だ、と勘違いしているのです。

ドラッカーが指摘しているように、「知識(情報も)
は陳腐化」します。それもすぐにです。
ですから、流通させなければならないのです。

経営資源として、ヒト・モノ・カネ・情報・時間(他に
システムなどが挙げられます)に共通するものは
何だと思いますか?

 

それは、「流れ」です。

 

「流れ?」

 

人流、物流、お金の流れ、情報流、時流です。
流れるから価値を生み出すのです。
滞っていては、渋滞を起こします。
いいことはありません。

 

知識や情報は、一人で抱えていないで、
流さなければなりません。

 

ドラッカーは専門教育の大切さを指摘しています。
ただし、一度受けたからそれでいいというものでは
ない、とも語っています。

当然のことです。
常に、知識は書き換えられています。
過去において正しかったことが、間違いが証明される
ことはよくありますね。

ですから、専門教育を受けた後、継続教育が不可欠
になってきます。

毎日、新しい知識や情報にアクセスし、アップデート
しておかなくてはなりません。

海外では、TEDというインターネットを利用した教育
システムが無料で利用できます。

一流大学や大学院の教授がインターネットを介して、
専門教育を施してくれるのです。

もちろん、すべて英語の授業です。
ですが、概要はテキストで書かれていますので、
内容を大掴みした上で、受講するかどうか、決める
ことができます。

 

ハーバード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)、
カリフォルニア大学バークレー校などが中心になって
運営されている
EDEX(エデックス)や、
スタンフォード大学によって設立された

COURSERA(コーセラ)も有名です。

授業内容は多岐にわたり、生物学、歴史、人類学、
法律、文学、数学、物理学、音楽、哲学などがあります。

 

エデックスの授業に、このようなものがありました。

Globalization’s Winners and Losers: Challenges
for Developed and Developing Countries

URL:https://www.edx.org/course/georgetownx/
georgetownx-infx523-02x-globalizations-1991#.VDpr-RYbjkc

 

コーセラからもご紹介しましょう。

Stanford University
Algorithms: Design and Analysis, Part 1

URL:https://www.coursera.org/course/algo

 

新しい知識を得ようとするならば、このような
eラーニングで学ぶことも可能な時代になった
のです。

 

『ネクスト・ソサエティ』の日本語版(ダイヤモンド社)が
出版されたのは、2002年5月23日のことです。
本を開いてみますと、最初のページに原題が掲載されて
います。

原題は、MANAGING IN NEXT SOCIETYとなっていまして、
その下にはCopyright c 2002 by Peter F. Druckerと印刷
されています。

既に12年が経過していますが、内容はまったく古さを感じ
させません。

ドラッカーは、目先のことを見ているのではなく、
将来を見据えていたことが分かります。

 

 

 

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