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『ロウアーミドルの衝撃』(29) 新・大前研一名言集(111)  藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ



 

『ロウアーミドルの衝撃』(29)

 

 


「自分のことを中流」と考える日本人が、
かつて多く存在しました。私自身もその一人でした。

しかし、今では上流と下流だけの二極に分化しています。
派遣社員の首切り、正社員の激減、給与、賞与の大幅削減
など従業員には逆風が吹き荒れています。

そうした現状を踏まえて、ロウアーミドル(中流以下)
という概念を示しつつ、生き抜く指針を提示している本が
『ロウアーミドルの衝撃』です。

現実から逃避せず、現実を直視し、少しでも明るい未来像を
描けるようになりたいものです。

 


 中国も、沿岸部にある6つの地域国家が経済発展

 のために行ったのは,外資系企業を呼び込み、

 その力を借りる政策だった。

 ボーダーレス経済の時代には、こうした「貸席経済」

 こそが反映への道なのである。


 

             今日の名言 1 〈334〉

 


 日本が長期衰退の構造から脱すには、

 市場も社会も解放してヒト・モノ・カネが世界中

 から 集まってくるようにする以外にない。

 日本に世界から流入してくる資金は年間わずか

 9000億円(2004年、UNCTAD[国連

 貿易開発会議]資料)、ピーク時は3兆円だったが、

 それもほとんどがリップルウッドなどのハゲタカ

 ファンドの類で、直接投資とは言いがたい資金だった。

 それに比べて、中国には年間7.3兆円(2004年、

 UNCTAD資料)が海外から流れ込んでいるので

 ある。金は入ってこない、人も来ないのでは、

 産業が成長する条件はゼロに等しい。

 これでは長期衰退を止めることなど不可能である。


 

   
             今日の名言 2 〈335)

 


 ロウアーミドルクラスの人たちは、

 もはや「収入が減り、昇進も期待できない」

 「そのうえ負担ばかりが増えていく」と嘆く犠牲者

 ではなく、「自分は改革者である」という自覚を持つ

 べきなのである。


 

      
             今日の名言 3 〈336)

 

「ウィンブルドン方式」という言葉がありました。

ウィンブルドンは、テニスの4大大会(全豪オープン・
全仏オープン・ウィンブルドン・全米オープン)の1つ
です。

ウィンブルドンには、地元英国の選手がほとんど出場
しません。外国選手が優勝を目指して競います。

つまり、ウィンブルドンは「場所貸し」(大前さんが
書いている「貸席」に相当)をしていることになります。

金融の世界でも、自国に海外から資金を流入させるため、
市場を開放することが行われます。

テニスのウィンブルドンのような形態に似ていることから、
「ウィンブルドン方式」と例えられました。

金融の中心として、米国にはウォールストリート
(ウオール街)があり、英国にはシティがあります。

では、アジアの金融の中心はどこかといえば、残念ながら
東京ではありません。

香港やシンガポールです。

東京はアジア一の金融市場になるチャンスが過去にあった
そうです。ところが、やり方がまずかったために絶好の
機会を逸してしまったそうです。

日本は東京をアジア一の金融市場に変えるために、
「平成25年1月1日、東京証券取引所グループと大阪証券
取引所は経営統合し、日本取引所グループとして新たな
スタートを切りました」(日本証券グループのサイトから)。

しかし、香港やシンガポールの「市場」が金融業界で一度、
定着すると、それを覆すのは容易なことではありません。

「好機というものは、すぐさま捕らえないと、逃げ去って
しまうものである」(『マキアヴェッリ語録』 塩野七生
新潮文庫 平成4年11月25日発行 P.207)
ということになります。

この言葉は、個人レベルでも当てはまることです。
私もチャンスを逃し、ほぞを噛む思いをしたことが何度も
あります。

マキアヴェッリは先の言葉の直前で、こう書いています。
「なにかを為したいと思う者は、まずなによりも先に、
準備に専念することが必要だ。機会の訪れを待っての
準備開始では、もう遅い。幸運に微笑まれるより前に、
準備は整えておかねばならない。

このことさえ怠りなくやっておけば、好機が訪れるや
ただちに、それをひっ捕まえてしまうこともできる
――「戦略論」――」(上掲書 PP.206-207)

つまり、泥縄式ではダメで、プロアクティブに対応し
なくてはならない、ということを指摘しているのです。

 

 

 

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