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日経ビジネスのインタビュー(113) いい時こそ、組織を変える  藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ



 

いい時こそ、組織を変える
2014.03.17

澤田 道隆(さわだ・みちたか)氏

[花王社長]

 


 脱デフレの兆しを実感しています。2013年は、

 少しずつ景気が回復する中で、自分たち

 がやってきた高付加価値商品がぴたっと

 はまりました。

 アベノミクスで消費が回復する局面で、

 どの層が先に動くのかを見極めなくては

 いけません。シニアは率先して動きますし、

 40代ぐらいの女性も、いいものを求め

 たがります。そこをターゲットにした商品、

 特にビューティーケア商品を出すと反応

 します。

 内税から外税に切り替え、本体価格をきっちり

 提示するようになるのが大きい。あれで全然

 違うと思います。とはいえ、日用品もある程度

 は需要が落ちるので、付加価値品で需要を押し

 上げようと思っています。

 私たちは何よりNB(ナショナルブランド)の

 レベルを上げていく。その中で、例えば小売り

 と一緒に企画をするということはあります。

 (市場には)PBもNBもあっていいと思い

 ますし、NBを使った企画があってもいい。

 前期の海外売上高比率は、31%でした。

 今は円安の恩恵を受けていますが、為替抜きに

 しても30%を超えるようにしたい。2020年ぐらい

 までには海外売上高比率を5割にまで持って

 いきたいと思っています。

 花王は、基本的に直販ベースでやってきましたが、

 中国などでは、それではやはり限界があります。

 今は現地の流通と提携して、直販と、卸を使う

 部分とをうまく使い分けています。最近では

 インターネット通販も強化しています。

 これからは、たくさんお金を使って、たくさん

 売り上げや利益を出して、脱デフレ型で、大きく、

 いい形で回していく。これをグローバルにやって

 いくわけですから、躊躇している場合じゃないん

 ですね。リスクを取って失敗することもある

 でしょうけども、やると既に表明していますから。

 カネボウは、スキンケア関連の売り上げが6割で、

 美白製品はそのうち15%ぐらいにすぎません。

 しかも問題となっているのはその一部です。

 カネボウのメークとかファンデーションは、

 非常に好調に推移しています。トータルでは、

 今年は前年比で微増を見込んでいます。

 (3月下旬には、澤田社長を除く社内取締役が

 全員退任するなど、経営陣が大幅に入れ替わる

 狙いを尋ねられ)今後、大きく飛躍していく

 ために、経営判断のスピードアップを図るのと、

 変化に向かって果敢にチャレンジするという

 ことで、若手を登用して経営執行体制を刷新

 しました。

 ダメになってやるのではなくて、いい時に大きく

 組織を変えるというのが、花王の伝統だと

 思います。


 

 


花王にはソフィーナというブランドの化粧品があります。

しかし、資生堂やカネボウに押され、市場になかなか
浸透して行きませんでした。

そこへもってきて、カネボウが業績を悪化させ、花王の
傘下に入ったことで、双方にとってメリットのある合併
となりました。

カネボウ化粧品が販売した美白化粧品で、使用した一部
の消費者の肌がまだらになる「白斑」問題が起きました。

その後の誠実な対応で、新たな問題は発生していません。
「やらないといけないのは再発防止ですね」と澤田社長は
述べています。

海外で、ユニ・チャームなどの他社に先行されていたのは、
慎重に議論し、時間が少しかかり、遅れた面があったこと
を反省し、「躊躇している場合じゃない」と明言しました。

インドネシアやベトナム、タイ、台湾、香港、シンガポール
などに既に進出し、先行する日本のライバル企業に「追い
つき追い越せ」という体制を整えました。

今後、アジア諸国における日本企業同士の終わりなき熾烈な
闘いが、繰り広げられることになりましょう。

いや、すでに闘いは始まっています。

 

 

 

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