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日経ビジネスのインタビュー(89) アジア大航海時代が来る 澤田 秀雄氏 [エイチ・アイ・エス会長] 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ 


 

アジア大航海時代が来る
2013.9.30

 

澤田 秀雄(さわだ・ひでお)氏

[エイチ・アイ・エス会長、ハウステンボス社長]

 


 2012年の訪日観光客の数は約800万人でしたが、
 オリンピックはこれを2000万、3000万人減と増やす
 契機になります。私は、2020年には3000万になる
 可能性もあると思っています。

 訪日観光客が2000万人になる頃には、アジアから
 の観光客がその7割を占めているでしょう。

 訪日観光客は、2000万人まではいくでしょう。

 でも、日本をリピーターの国にしなければ
 3000万人には届かない。今流行りの「おもてなし」
 をきちんと紹介した方がいい。日本には素材は
 あります。自然、食事、環境、安全、インフラ
 が揃っていますから。

 僕は、「これからは格安航空の時代」と言って、
 十数年前にスカイマークを作りました。設立が
 早すぎて当時は苦労しましたが、やっとLCC
 の時代が来ました。これからはアジア大航海時代
 です。

 コンピューターと通信の進化と、いろいろなことが
 重なり合って、まさに産業革命ですよ。一瞬にして
 変わっていきますね、風景が。素晴らしく面白い
 時代ですよ。

 ハウステンボスの抱える問題は3つありました。

 1つ目は規模の大きさです。
 2つ目の問題は交通アクセスの悪さです。
 あとはイベント力です。

 やったことは簡単じゃないけれど、ある意味
 では、単純で、敷地の3分の1を閉鎖したんですよ。

 それでもTDL並みの広さがある。

 TDLと同じことをやっていてもお客さんは来て
 くれないので、違うマーケットを狙わないと
 いけません。例えば、我々はシニアを取り込め
 ます。

 イベントはオンリーワンかナンバーワンの企画を
 やるしかありません。いろんなイベントを仕掛けて、
 それでお客さんを増やしただけ。

 ハウステンボスでは今、2つの新たな事業を展開
 しています。

 1つは医療観光と教育観光です。
 もう1つはハウステンボスを先端技術の拠点に
 することです。

 

澤田さんはドイツに留学していた時に、世界各地を旅行し、
格安な旅行ができないか考えていたそうです。

その考えを実現したのが、エイチ・エス・エスだった
わけです。

JTB(当時、日本交通公社)や日本旅行などの
大手旅行会社に対抗し、顧客に格安な旅費を
提供したため、かなりの嫌がらせを受けた
そうです。

どの業界でも見られることですが、業界の掟や
不文律があり、陰に陽に厳しく当たられることは
あなたも認識していることでしょう。

世の中の変化は辺境から始まる、ということを
聞いたことがあります。開拓者、変革者は中央
からではなく、地方から現れるのです。

IT企業の創業期を見ても、それが確認できるでしょう。
スタートはガレージの中、あるいは四畳半の一室で
小さなことを行っていた、という話はよく聞きますね。

澤田さんは変革者です。あるいは体制に対する挑戦者
と言っても良いかと思います。

LCC(Low Cost Carrier=格安航空会社)のさきがけと
と言えるスカイマークを北海道を拠点に就航させました。

その後、たいへんな苦労をされましたが。

そして、インタビューの中に出てくるハウステンボスを
立て直したことです。

ハウステンボスには、10年近く前に社員旅行で出かけた
ことがあります。広大な敷地にオランダを再現した
見事なものでしたが、観光客はあまりいなかった、
と記憶しています。

そうしたハウステンボスが経営不振に陥ったのは、
TDLと同じようなテーマでテーマパークを設計した
ことにあったと思われます。

ハウステンボスの再建に乗り出すことを決める前、
多くの人から「やめた方がいい」と随分反対された
そうです。それでも、澤田さんには勝算しか見え
なかったのだろう、と思います。

何としても再建させるという強い信念と、お客さんに
楽しんでもらおうとする想いが、融合された結果
ではないか、と私は考えています。

ハウステンボスは、いつの日かもう一度訪れてみたい
場所の一つです。

 

 

 

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