日経ビジネスのインタビュー
バックナンバー(79)
ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が
携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。
1カ月分毎にまとめてあります。
* 1カ月毎にまとめてありますが、
2007年1月8日号からスタート
していまして、2013年7月まで
の6年7カ月分のバックナンバー
だけで79件あります。
携帯サイト用のコンテンツは、今回で最後です。
● 2013.7.22
(No.4)<328>
駐車場を“コンビニ化”する
西川 光一 (にしかわ・こういち)氏
[パーク24社長]
日本では駐車場の供給量が圧倒的に足りていません。例えば平日昼間の東京と大阪の「瞬間路上駐車台数」は約15万5000台ですが、その約8割が違法駐車と言われています。
潜在的な需要がまだまだあって、適正な場所と規模で駐車場を作り続ければ成長可能な市場なんです。
駐車場ビジネスにおける最大のリスクは、土地の賃貸契約の解約増加です。「占有率」と呼ぶ、24時間を分母にした場合の利用時間も底を打ちました。土地の解約リスクという意味では、ほとんど影響がありません。
● 2013.7.15
(No.3)<327>
短時間正社員は日本の慣習を変える
宋 文洲 (そう・ぶんしゅう)氏
[ソフトブレーン創業者]
短時間正社員が今後普及すれば、「総労働時間」と「仕事の成果」に相関関係はないことがはっきりしてくると思います。
ホワイトカラーの仕事では、時間あたりのパフォーマンスを重視すべきであって、労働時間の長さとは関係ありません。短時間正社員が増えていけば、この慣習は徐々に改められるのではないでしょうか。
アルバイトや派遣社員はもとから時給をベースとした賃金体系を採用しています。だったら正社員も能力給に労働時間を掛けあわせた時給ベースの賃金体系にしてしまえばよいのではないでしょうか。その方がシンプルで分かりやすく、利用者も使いやすいと思います。
* 今週は「編集長インタビュー」が掲載されませんでしたので、「経営新潮流」から記事を掲載しました。
● 2013.7.8
(No.2)<326>
タブレット、第二幕は勝つ
樋口 泰行(ひぐち・やすゆき)氏
[日本マイクロソフト社長]
サーフェスは2種類あります。既存のWindowsで利用してきたソフトがそのまま使える「Surface Pro(サーフェスプロ)」と、既存のソフト資産が使えない「Surface RT(サーフェスRT)」です。値下げしたサーフェスRTの敵は明確にアップルのiPadですから、Windows陣営を代表して戦っています。
デスクトップもノートもタブレットもすべて同一化していく。それがパソコンの進化の姿だと思います。この時代を迎えた時に、マイクロソフトはこれまでのWindowsの流れを切ることなくタブレットにも対応しているポジショニングが優位に働くでしょう。
本社との間で信頼関係を構築できていますので、ある程度の独自の施策は許される環境です。ただ、社内インフラやソフトウェアの開発など、個別にやると効率が悪くなる部分については、強力なガバナンスが効いています。
● 2013.7.1
(No.1)<325>
1秒で移れる世界で勝つ
森 正文(もり・まさぶみ)氏
[一休社長]
米国の経済がよくなってきて、金融業界の景気が回復し、連泊してくれる外国人客が増えています。ホテル業界の人たちは、平均客単価が上がり、足元の状況は少しずつよくなっていると言っています。
外資系ホテル(ザ・リッツ・カールトン沖縄やインターコンチネンタルホテル大阪など)がどんどん開業するというのは、一休にとって新たな商材が投入されるということですから大変ありがたい。外資系ホテルは日本人の顧客に弱いんです。
高級分野に絞り込んでみて分かったのは、クレームが少ないということです。仮にトラブルがあっても、ホテルはブランドの名にかけて解決しようと努めるからです。結果、我々の満足度も高くなる。

