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『医師、看護師、薬剤師の秘密』(7) 看護師の告白 (1) 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ


 

看護師の告白 (1)

『ナース裏物語』

『ナース裏物語 白衣の天使たちのホンネ』(中野有紀子
文春文庫)という本を興味深く読みました。

以前、書きましたが、私は入院したことは、記憶では1度
だけで、しかもわずか1日しかありません。

病院にはめったに行きません。

知り合いの病気見舞いに行ったことは、何度かあります。

その程度ですから、看護師さんと接したことはありません。

ですから、医療ドラマや小説の中で、看護師さんの仕事の
一部を知るだけの知識しかありませんでした。

この本の著者、中野有紀子さんは現役の看護師さんです。
看護師歴は10数年の中堅看護師さんです。

中野さんはこの本を書くに当り、同僚や先輩、看護学校の
同期から聞いた話や、自分が経験したことを取りまとめて
います。

この本には看護師さんのホンネが書かれています。

看護師、医師、病院の実態を女性らしい表現で述べています。

好奇心を持って読んでいきましたが、期待(?)は裏切られ
ました。

「白衣の天使」というイメージが先行しがちですが、看護師
さんは女らしくしていては、続かないそうです。

患者さんを抱き起こしたりしなければならないので、腕も
逞しくなってしまうそうです。

尚、内容が豊富なので3回に分けて、お伝えしていきます。

前置きが長くなりましたので、具体例をお話していきましょう。

これからは本書の表記通り、看護師ではなくナースで統一します。

ナース服、アクセサリー

どの病院でも年に2~3枚ほどが支給されるそうですが、
「ダサい」ため自分で買ったものを着ていることが多いそうです。

セシールやアスクルで入手できるそうです。

ドラマではミニスカートが主流ですが、「あんなスカート丈じゃ
とてもじゃないけど働けません」と書いています。

ピアス、ネックレスの2つはOKな病院は多いということです。

派手なアクセサリーをつけている看護師が稀にいるそうですが、
そういう看護師は「仕事ができる」から許されているということ
です。

「要は、仕事ができれば誰も文句は言わない、ということ」
なんですね。

この点は、一般企業でも同じことが言えるかもしれません。

外来勤務

総合病院の場合、外来勤務に回される人に特徴があるというのです。

「使えない人」と「妊婦」だそうです。

こうしたことは外部からは分かりませんね。時々、お腹の大きい
看護師がいます。この人たちを指しています。

3年目

3年目から新人ではなくなるということです。

3年経つと一人前と見なされるのですね。

新人でなくなるだけではなくて、プリセプター(指導係)となり、
新人ナースを指導したくてはなりません。

なぜ3年目のナースがプリセプターになるかといえば、新人ナースと
年齢が近く話しやすいということがあるようです。

天敵

ナースにとって天敵は誰だと思いますか?

言われてみるとなるほど、と納得できるところがあります。

ナースにとって天敵と言える存在は「女医」です。
一瞬「?」と思った後、話を聞くと、なるほどな、と実感します。

その理由として、中野さんはこう語っています。

「『女であるコンプレックスをナースに八つ当たり』
するようなタイプが多かった気がします」

女医の特徴として4つあげています。

誤解のないように先にお話しておきますが、女医のすべてがそうだ
ということではありません。また、中野さんや同僚などが感じた
ことです。

1 理不尽なことを言ったり、感情的になる人が多い

2 男性医師に対するコンプレックスがむき出し

3 ナースをあからさまにバカにする

4 格好が派手な割に仕事を真面目にしない

「他の病院の友人たちと愚痴大会をしていても、女医の登場率は
相変わらず高いです」

ジェネリック医薬品

最近、ジェネリック医薬品のテレビCMが流されることが多くなり
ましたね。

特許が切れた医薬品で、比較的新しい薬品と効能が変わらないのに
安いという特長があります。

この点を病院側から見ると別の側面が明らかになります。

「『点滴など病院での消費が多い薬で、安いジェネリック医薬品が
導入される=病院の経営が危ない』ということなんです」

エンゼルケア

エンゼルケアというナースにとって大切な仕事があります。

ある意味では、これが究極の白衣の天使(エンゼル)と言えるかも
しれません。

入院していた患者さんが、亡くなってから行なうことなのです。

「エンゼルケアというのは、亡くなった方に施す最後の処置のこと。
死後硬直は、死亡の約2時間後から徐々に始まります。その前に
処置をしておかないといけないので、ここは大急ぎ。

まず、身体をきれいに拭きます。そして次に使うのは、割り箸と脱脂綿」

人間の身体には様々な穴が開いていて、生きている間は意志で閉じる
ことができるが、死ぬとできなくなります。

そうすると分泌物や内容物が出てきてしまうので、脱脂綿を詰めて
出ないようにするということです。

臭いだけではなく、病原菌が飛散してしまう可能性があるからです。

あと2点お話します。

1つは、まぶたが確実に閉じるようにするために特殊なものを使う
そうです。

「まぶたが確実に閉じるよう、『閉眼紙』という紙を水に濡らして
眼に入れます。コンタクトレンズを入れるのと同じ要領ですね」

もう1つは、最後に行なうことです。

「最後に、寝間着を着せてあげて、身体の形を整えて完了。終わったら、
遺体を慰安室に運びます」

今から16年前(平成10年)、父が病院で病死しました。

当時、私は家庭を持ち実家を離れていたため、早朝に亡くなった父の
死に目に会えませんでした。

ですから、病院内でこのような「作業」がナースによってされている
とは知りませんでした。

これらの記述を読んだ時、複雑な気持ちになりました。

 

 

 

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