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芥川賞と直木賞の両方の受賞者はいるのか? こんなランキング知りたくないですか?


 

芥川賞と直木賞の両方の受賞者はいるのか?

私は30代から主にビジネス書を読み続けてきました。

10~20代は小説(主に推理小説)を読んでいました。
作家を挙げると、森村誠一、和久峻三、高木彬光、
大沢在昌、笹沢左保、陳舜臣、鮎川哲也、西村京太郎、
結城昌治、松本清張、土屋隆夫・・・・・。

これだけの推理作家がいますが、私が最初に衝撃を
受けた作品は、高木彬光の『白昼の死角』でした。

東大法学部始まって以来の天才と言われた実在の
人物をモデルにした小説で、ストーリー展開が軽快で、
先を読むのが楽しくてワクワクしたものです。

2014年9月からは東野圭吾の諸作品を読んでいます。
その理由は、最後に。

では、本題に入ります。
芥川賞と直木賞の両方の受賞者はいるのか?

結論から言いますと、いません。

今後も出ません。

なぜか?

芥川賞でも直木賞のどちらでも、受賞者は次回
の候補者から除外されるからです。

このルールがあるかぎり、両方受賞することは
不可能なことが分かります。

芥川賞と直木賞を設けたのは、作家で文藝春秋社
の経営者でもあった菊池寛です。『父帰る』で
有名ですね。私は読んだことはありませんが、
作品名だけは知っています。

昔から「二八(にっぱち)どき」という言葉が
使われてきました。景気が悪い月は2月と8月という
意味です。最近はこれらの月に限らず、景気は良く
ないので、あまり使われなくなりました。

出版業界も例外でなく、2月と8月は昔から本の
売り上げが落ち込みました。

そこで。菊池寛が2月と8月の1カ月前、つまり1月と
7月に文学賞を制定しました。それが芥川賞と直木賞
の始まりでした。

ですからこの2賞は年に2回あるのです。

ただし、○○年度上期、下期と分けますので、
7月が上期で、1月が下期になります。

ちなみに2014年7月(2014年度上期)の芥川賞と
直木賞は下記のとおりです。

芥川賞 柴崎友香「春の庭」(文學界6月号)

直木賞 黒川博行『破門』(KADOKAWA)

私は推理小説が好きなので、推理小説界の三冠王を
調べてみました。

推理小説界の三冠王とは、江戸川乱歩賞、日本推理
作家協会賞、そして直木賞です。

陳舜臣     1961年『枯草の根』で江戸川乱歩賞、
        1969年『青玉獅子香炉』で直木賞、
        1970年『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』
           で日本推理作家協会賞

高橋克彦    1983年 『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞
        1987年 『北斎殺人事件』で日本推理作家
           協会賞
        1992年 『緋い記憶』で直木賞

桐野夏生    1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞
        1998年『OUT』で日本推理作家協会賞
        1999年『柔らかな頬』で直木賞

東野圭吾    1985年『放課後』で江戸川乱歩賞
        1999年『秘密』で日本推理作家協会賞
        2005年『容疑者Xの献身』で直木賞

この4人の作家はどの方も素晴らしいです。
めったに受賞できない賞を3つも受賞していますから。

桐野夏生(きりの・なつお)さんは、とりわけすごい
ですね。

江戸川乱歩賞受賞から6年間で、5年後に日本推理作家
協会賞、翌年に直木賞を立て続けに受賞したのです。

東野圭吾(ひがしの・けいご)さんも、忍耐強いという
意味で、桐野さんとは別の意味で素晴らしい作家だ、
と思います。

江戸川乱歩受賞から14年後に日本推理作家協会賞を
受賞しています。

普通に考えますと、江戸川乱歩を受賞したから「もう
いいや」となるところかもしれませんが、諦めず執筆
し続けました。

編集者も出版社も忍耐強かったということです。
東野さんの実力を認めていたからでもあります。

東野さんは、2009年、大沢在昌さんに推されて日本推理
作家協会理事長に就任。プライベートで大沢さんと東野
さんは酒飲み友達とのこと。

東野圭吾(ひがしの・けいご)は本名ですが、
面白いのは、もともとは「とうの」だったのを父親が
「ひがしの」に読み方を変えたということです。
そんなことができたんですね!

異色なのは、同一作品で江戸川乱歩賞と直木賞をダブル
受賞した作家がいます。藤原伊織です。

『テロリストのパラソル』が受賞作です。江戸川乱歩賞
と直木賞のダブル受賞は、史上初だそうです。

また、日本推理作家協会賞と直木賞を同名小説で受賞した
作家がいます。逢坂剛です。『カディスの赤い星』が
受賞作です。

二冠王という言い方はしませんが、参考までに調べて
みました。

江戸川乱歩、日本推理作家協会賞、直木賞のうち、
2種類の受賞者は、下記のとおりです。

結城昌治    1963年『夜の終る時』で日本推理作家協会賞
        1970年『軍旗はためく下に』で直木賞

森村誠一    1969年『高層の死角』で江戸川乱歩賞
        1973年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞

西村京太郎   1965年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞
        1981年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞

仁木悦子    1957年『猫は知っていた』で江戸川乱歩賞
        1981年『赤い猫』で日本推理作家協会賞

連城三紀彦   1981年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞
        1984年『恋文』で直木賞

皆川博子    1985年『壁・旅芝居殺人事件』で日本推理作家
           協会賞
        1986年『恋紅』で直木賞

逢坂剛     1986年『カディスの赤い星』で直木賞
        1987年『カディスの赤い星』で日本推理作家協会賞

和久峻三    1972年『仮面法廷』で江戸川乱歩賞
        1989年『雨月荘殺人事件』で日本推理作家協会賞

泡坂妻夫    1978年『乱れからくり』で日本推理作家協会賞
        1990年『蔭桔梗』で直木賞

大沢在昌    1991年『新宿鮫』で日本推理作家協会賞
        1993年『新宿鮫 無間人形』で直木賞

高村薫     1993年『リヴィエラを撃て』で日本推理作家協会賞
        1993年『マークスの山』で直木賞

小池真理子   1989年『妻の女友達』で日本推理作家協会賞
        1995年『恋』で直木賞

藤原伊織    1995年『テロリストのパラソル』で江戸川乱歩賞
        1996年『テロリストのパラソル』で直木賞

宮部みゆき   1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞
        1999年『理由』で直木賞

天童荒太    2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞
        2009年『悼む人』で直木賞

道尾秀介    2009年 『カラスの親指』で日本推理作家協会賞
        2011年 『月と蟹』で直木賞

池井戸潤    1998年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞
        2011年『下町ロケット』で直木賞

黒川博行    1996年『カウント・プラン』で日本推理作家協会賞
        2014年『破門』で直木賞

まだいるかもしれません。見落としがあるかもしれませんから。

東野圭吾を読むようになったきっかけは、ドラマや映画の
影響ではなく、推理小説界の三冠王と知ったからです。

参考サイト

江戸川乱歩賞

日本推理作家協会賞

『直木賞(直木三十五賞)・歴代受賞者の一覧』

 

 

 

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